Friday, December 31, 2010

2000年代、最初の10年を振りかえる

2000 31歳
95年に入社したアンダーセン(現accenture)を休職して夏からMBAに通い始めた年。Headzはこの年が最後だったっけ?駿河台イベント。
ライフログは昨年まで書いていた10年日記をからブログ(cgiが動く無料サーバーにMovableTypeで作ってた)が主役に。

2001 32歳
21世紀。ひたすら勉強の一年。3月に広島の自動車会社でインターン。10月はスイスのネスレ本社でインターン。911の年。エンロンが崩壊しニューエコノミー神話も崩れ去った年。エンロンの崩壊を招いた原因は所属していたアンダーセンによる損失隠し。社会的責任の重さを時間した年。

2002 33歳
MBA卒業。夏から社会復帰。accentureを退職してSASで法人営業。

2003 34歳
夏に富士登山。仕事で初めて行き詰まった年。本当に辛かった。五里霧中とはこのことか。mixiを始めたのはこの年だったかな。

2004 35歳
昔のクライアント、BAT社に誘ってもらい、神谷町で働き始める。高給、好待遇、快適なオフィス。8年暮らした用賀を離れ、池尻に引っ越し。家を建てる。
グロービスで講師を始めた年。

2005 36歳
東京、香港、シンガポールを行き来していた一年。

2006 37歳
離婚。不動産売却。12月に二子玉川に引っ越し。同じく12月でBAT退職。仕事、ライフステージ、生活拠点をリセットした年

2007 38歳
1/1付けで日産へ。日産人事部が運営するリクルーティング会社からの誘い。初めての日本企業。社風と社会人としての意識の違いに困惑する。3月、昨年家を売った売却益を「あぶく銭だぁ」と使い、10年間のったルノー・サンクをメルセデスのCクラスに買い替える。夏の多摩川花火大会の時に部屋に友人をよんで花火鑑賞が年中行事に。
アメリカ、欧州、中近東、いろいろと出張に出かけていた

2008 39歳
特に大きな変化がなかった年。アメリカに行くことが多かった一年。2007年のサブプライムが引き金でリーマンショック。

2009 40歳
母、悦子が亡くなる。孔子が言う「40にして惑わず」どころか、悩み惑った一年

2010 41歳
祖母、のり子が亡くなる。家族が姉と妹と、3人になってしまった。それなりの年齢になったことを実感した一年。日記帳で10年日記を再開。


しっかし、ほんと、環境がいろいろと変わった10年だったなぁ

Saturday, August 28, 2010

マイケル・サンデル氏 バブル

2010年8月10日のエントリーにも書いたけど、マイケル・サンデル教授「祭り」になっている。
昨日、六本木ヒルズのアカデミーヒルズで講義があり、ニコニコ動画での配信やtwitterでもハッシュタグを使った書き込みが殺到したらしい。

マイケル・サンデル氏が今になって日本でもてはやされているのは、バブル崩壊後に「清貧」がもてはやされ、外交問題や偽装問題が目立った2000年代中期に「品格」がもてはやされたのと同じ構図に見える。信じていたモノが消えたからなにかにすがりたいだけ。経済発展じゃなく正義が重要なんだよ、的な。

Thursday, August 12, 2010

一夜漬けジョブスが雨後の筍のように...

「スティーブ・ジョブス 驚異のプレゼン」、良い本だと思うし、たしかに読んでて面白かった。2001年だったかな、幕張で開催されたMacWorld Expoの基調講演で生ジョブスを見たときの驚きを思い出した。

読み終わった直後の感想は
・この本に書かれているTipsを題材にいた研修が増えそう
・会社内のプレゼン作成時に、「絵コンテはどうした?」「重要なポイントは必ず3つと言っただろ?」と書かれていることがチェックリストのように使われる
・やっぱりプレゼンはパワポじゃなくキーノートだよねと言う人が増える(たいてい、このテの連中はキーノートのトランジションやエフェクトを多用するだけ)
・ジョブスのマネをしたプレゼン資料やプレゼンテータが増える
だった。

この本に書かれていること自体は、プレゼンのノウハウ本をめくれば3ページ目には書かれていることが多い。けど、実践できているのはジョブスだけ。ここがジョブスたる所以

会社(特に弊社)では社内研修だとか、必読図書とか言って執拗なまでに強要するんだろうな。それがこわいし、イヤだ。

Tuesday, August 10, 2010

極めて日本的な

ハーバードの人気講座が日本でも話題になっている。マイケル・サンデルの「Justice」。ハーバードにはもうひとつ「人気絶大」といわれる講義があるらしい。タル・ベン・シャッハーのHappier。たしか受講者数はこっちの方が多かったはず。

タル・ベン・シャッハーのHappierよりも、マイケル・サンデルの「Justice」がもてはやされるのか。きっと「正義」という言葉(訳)が大岡裁きや忠臣蔵的な、なんとも日本的な要素を喚起するからかな。また、バブル崩壊後、何をやっても景気や業績が上がらない状況から逃げたいから、「企業は利潤のためでなく正義のためなんだ」といった逃避意識かもしれない。

書物の邦題も「HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド ハーバード大学人気No.1講義」より、「これからの「正義」の話をしよう:いまを生き延びるための哲学」の方がかっこいいからかもしれない。

で、今後、これに便乗した「哲学」や「正義」ブームが出版業界にひろがるんだろうな。「〜の品格」、「〜力」に継ぐ書名のキャッチコピーとして

Sunday, July 25, 2010

歴史に学べ

Blogは自分自身の過去ログ、SNSは連絡ツールやある特定のテーマでの情報収集、twitterに代表されるマイクロブログはとりあえず世間の興味の対象をジャンルに限らずスキミング、の使い分けになってきた。

なんでかしこまってこんなことを書いているかというと、電子化された読み書きはフロー的な要素が強くなりがちでストックにならないなと感じたから。
これは人間の特徴かも知れないけど、「アレ知ってる?」「今年の流行は○○だよね」のような、いわゆる最先端を知っていることが良しとされることが多い。特に年代や性別が違うセグメントでの事象について。
最近は今起きていることを知っているより、いままでに何が起きてきたか、歴史をしっているほうが価値があると思うようになった。

あのころこんな流行があった、あんなバズワードがあった、○○バブルがあった、などなど。こういうことを知っていると、目先で起こっていることに一喜一憂しなくなる。たとえば、こんなことを声高にさけぶ人がいる....
「ニューフロンティアのアフリカで新規市場開拓だ!」。まぁ、落ち着け。NIES諸国だ、BRICsだ、NextElevenだと騒いだけど、どうなった?
「中国が活況だ。この機を逃すな」。一息ついて思い出そう。日本のバブル、ドットコムバブル、401kバブル、ドバイ...どれもどうなったっけ?

歴史と言ったって、ほんの20年くらいに起きたことじゃないか。思い出すことは難しくない。

Monday, May 31, 2010

社民が連立から抜けるとなると....

2009年9月16日に民主、社民、国民新党での鳩山連立政権が発足したけれど、10年5月、普天間移設をめぐって社民が連立を離脱することになった。
日米共同声明に普天間移設先として「辺野古」が明記されたため、連立政権発足以来ずっと「普天間は県外移設」と主張していた社民党の福島瑞穂党首(消費者行政・少子化担当相)が罷免された。

3党連立によって衆院で圧倒的多数の議席を確保していた鳩山政権は弱体化する。で、2010年7月には参院選がある。
このままだと、民主党は惨敗して議席を大幅に失う。自民党はそれなりの票はとるだろうけど過半数にはおよばないだろう(自民、当時の麻生政権の体たらくにNoが突きつけられて民主党が2009年の衆院選で大勝したわけだから)。小規模政党も党員の固定票は取るだろうけど、あいかわらず小数。

となると、独立では過半数が取れないツートップ、つまり自民党と民主党が連立を組む可能性が残る。自民にすれば「民主党が推進した政策は自民党が考えたもの」だし、民主にしても「政権を担当したら自民党の政策と共通点があることがわかった」と言えばOK。
一度政権与党の「オイシサ」を味わった国民新党は連立に参加するだろうし、社民も「夢よ再び」を期待して連立に参加するはず

意外と公明党、共産党、他が大連立、の3勢力体制になりそうな気配。

どうなるかな、この夏

Wednesday, May 12, 2010

まさか本当にこんな日が来るとは

 
 

このブログ、2004年8/19のエントリー

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ヤワラちゃんは公言のとおり「田村でも金、谷でも金」をやり遂げたので、そこはすごいと思う。ものすごいことだ。あいかわらずスター気取り(死後)な点だけが鼻につく。2008年のオリンピックは目指さず、とっとと政治家になっちゃってください。きっと次の選挙では各政党からお声がかかるでしょう。ん?国政に出るにはまだ年齢が達していないか?ま、キャッチコピーは「日本に背負い投げ」、「前人未到の改革」ってな方向でよろしく。
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まさか本当に谷亮子が出馬する日がくるとは。
日本、いいのか?これで。
なんとなく、あっさりと当選してしまいそうで怖い。それが一番怖い。

Monday, March 29, 2010

ブランドって禅問答だな

中国の民営自動車大手、浙江吉利控股集団が米フォード・モーターから高級車ブランド「ボルボ」(スウェーデン)を買収することで最終合意したとの発表。

ボルボを手放すときのフォードのコメント「フォードブランドの向上に一層集中する」
2010年3/29の記事
これを見て気になったので、フォードがボルボを買収したときはなにを目的にしていたのかと思って検索してみた。1999年、フォードによるボルボ買収時のコメントがみつかった。「高級車のボルボが持つブランド価値は、フォードの利益拡大に貢献する」
1999年1月の記事

んーと。90年代の後半、とにかくブランドって言ってれば「それっぽく」聞こえた時代。それはいまも一緒か。

Saturday, February 20, 2010

公聴会は「よろこんで出席」するものではない

トヨタ自動車の豊田章男社長、レクサスやプリウスでのリコール騒動について米国のタウンズ委員長から公聴会への招請をうけ、「よろこんで出席する」とインタビューに答えていた。

おそらく、何も隠すことはない、堂々と、真摯な対応をしたい、との気持ちが「よろこんで」との表現になったのだろうが、チト違和感がある。せめて「つつしんで」とか「誠意を持って」ではないだろうか。

招請をうけた公聴会に「よろこんで」出席する。なんか違う気がする。

Saturday, February 13, 2010

ご心配とご迷惑

最近、とかく謝罪会見はこのフレーズできまりだ。
「ご心配とご迷惑をおかけしました」

小沢幹事長も、押尾センセーも、スノボの国母選手もそう言った。

僕が覚えている限り、このフレーズはライブドアの堀江さんがきっかけだ。堀江さんは保釈されたときに、つめかけた報道陣に「ご心配おかけしました」と言った。そうしたらそのコメントに「心配なんてしてない。迷惑かけたと謝罪しろ。反省していない」とのバッシングが起こった。

それ以降、とりあえずあやまっとけ的に、「ちっ、うっせーな。反省してまーす」的に、「ご心配とご迷惑をおかけしました」がすっかり定着。

便利だな、心配してくれた人への配慮と迷惑かけたと低姿勢になる両方を表現できる。マストフレーズ。

Friday, February 12, 2010

本人の意志」が強調・受理されるとき

小沢さんの一連の疑惑の幕引きの意味で、国会前に元秘書で現職議員の石川議員が民主党を離党することとなった件。

小沢さんは「本人の強い意志」を強調し、あたかも慰留の余地なく離党届を受理したと言ってる。
さて、本人の意志が理由なのであれば、もし石川議員が「離党しない」と意思表示していたらどうだったか。同じく本人の意志を尊重されたか、それとも....

身近な例だと、学習塾に通い詰めになっている小学生の親に、詰め込み教育を助長させていないか、などとのインタビューがたまにある。そういう時、きまって「子供が通いたいというので」ってトーンの返事になる。もし子供が行きたくないと言ったらどうするの?極端な例えだけど、子供が「100万円くれ」と意志を示したらどうするの?「良い大学に行けない」とか「100万円?なにバカなこと言ってるの」ってなるよねぇ。

何かをさせたい側やおしつけたい側(今回は小沢さんや民主党幹部)がそれがおしつけでなく本人が自ら申し出たこととしたい場合にのみ、「本人の意志」が尊重され「受理される」。
会社でも良くあることだ。「解雇では君自身にも傷がつく。ここは一つ自己都合の退職としてはどうか。辞表を受理するから」なんてことは日々起きているわけだし。

こわいなぁ、本人の意志。それが受理されるときの背景が怖い。

Thursday, February 11, 2010

きっと言われる「二極化」と「若者のオリンピック離れ」

なんでもかんでも「若者の○○離れ」と言っておけばいーや的な風潮の中、まったくもりあがっていないバンクーバーオリンピック。

おそらくオリンピック番組の視聴率も低いだろう。となると、きっとワイドショーなんかではコメンテータが訳知り顔で、
・時差があるのでライブ感が味わえない
・視聴率を計測する地上波での視聴は低かったが、ケーブルや衛星放送での視聴が好調だった(と思われる)
・ネットでの配信画像はPVが高かった
・やはり国民的スターがいないと(お涙ちょうだい系の背景があればさらによし)
とか言い始め、しまいにゃお得意の
「オリンピックを見る人と見ない人の二極化が進みました」
って言うんだろうな。見る人と見ない人って、選択肢はその2つなんだから二極化じゃねーよぅ。
んで、きっとこう言う
「やはり若者のオリンピック離れが顕著になりましたね」
ってね。

Sunday, January 24, 2010

また、お別れだ

昨年末の母につづき、祖母も他界。
91才、大往生。母の四十九日に合わせたかのように、かつ祖父の月命日の24日になんて、できすぎにも程がある。最期までハイカラな大正ウーマン。

ばーちゃん、いままでありがと。36年振りにじいちゃんとデートできるね

Thursday, January 21, 2010

カーナビの地図更新

カーナビの地図更新DVDとSDカードが届いた。
あと数年もしたら、カーナビが専用機からオープンプラットフォームのiPhoneとかGoogle Androidとかになるんだろうな。で、更新地図はナビが直接ダウンロード。地図情報をディスクやメモリに保存しておくことすらなくなるのかも。ネットワークがディスクやメモリから読み込むより高速になれば、そうなっちゃうわけだし。

昔はカーナビって専用機だったんだぜ、毎年地図をDVDで更新してたんだぜ、なんて笑い話になるんだろうな

Sunday, January 10, 2010

JALに8000億円

りそな 3.1兆円
みずほ 2.95兆円
大江戸線 2.8兆円
UFJ 1.5兆円
関空 1.5兆円
アクアライン 1.4兆円
臨海副都心線 3700億円
レインボーブリッジ 3100億円
六本木ヒルズ 2700億円
ゆりかもめ 1700億円
ベイブリッジ 800億円
昨日の僕の夕飯、こ洒落たレストランで、2人で7600円

JALに8000億円、公的資金という呼び名の税金投入かぁ。どーなんだろーね