Thursday, December 24, 2009

30代を振り返る

1999年(30歳)
経営コンサルタントとして生意気に働いていた頃。マネージャに昇進して、年俸が「大台」に乗った年。ノストラダムス、アンゴルモアの大王はついに姿を見せなかった

2000 (31)
MBAを取ろうと決めた年。世間はミレニアムと大騒ぎ

2001 (32)
ひたすた勉強の日々。つらかったけど、良き友人と出会うことができた。まさに財産。

2002 (33)
社会復帰。初めての転職

2003 (34)
この年は印象が薄い

2004 (35)
mixiやgree、orkutなどのSNSに参加し始めた年。このころ、SNSの黎明期にネットでつながった皆さんはいわゆるネットリテラシというかネットへの期待感と現実を同じように理解していた人が多く、良いつながりになった
二度目の転職をした年。家を建てた年。

2005 (36)
最高のチームメンバーと最高のアウトプットを出した年。自分の中で僕なりの「マネジメント」や「リーダーシップ」が少しづつ形になりはじめたころ

2006 (37)
惚れた女一人すら幸せにできなかったことを悔やんだ年。独身に戻る。二子玉川に転居

2007 (38)
仕事、ライフステージ、住居のすべてがリセットされた年。チームメンバーに助けられ、実りを感じた一年

2008 (39)
大企業のスピードの遅さ、意思決定の鈍さ、社内政治に翻弄された一年

2009 (40)
これまでで最高のチームメンバーに恵まれ、一皮むけた経験をした一年。前厄。身内と友人、大切な女性を2人も亡くした年。
そして40歳になった

Monday, December 07, 2009

かぶってる

スズキの新型パレットのCM、テイストがセレナに似てきた。
http://www.suzuki.co.jp/car/palette/gallery/index.html
というか、セレナは自分が築いた「モノより想い出」の路線を放棄しちゃったからなぁ。同じことをひたすらに続けるってのがマーケとかブランディングの極意なのに。

こっちはなんと、ディスプレイがかぶってる
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0911/27/news027.html
こういうギミック感あふれるものは好きだ。スペックもまぁまぁだし、チト欲しいかも

「○○力」、さすがにそれはどうかと

「○○力」と、とりあえず「力」をつけとけ的な、10年前の「とりあえずTK」的なブームもそろそろ収束かと思っていたけど...

いつだったかな、テレビのニュースだったと思うけど、例の事業仕分けの報道で
キャスターがね、「強い意志力が求められます」って言ってたんだよ。
意志力って、強い意志力って....

とほほ

Thursday, December 03, 2009

握手で別れる習慣

星家では、家族で会った時は必ずお互いに握手で別れる習慣がある。両親とも兄弟とも、「じゃ、また」と握手をして別れるんだ。

子供の頃から、母は僕を、姉妹をしかり続けた。「靴は自分で磨け、魚は綺麗に食べろ、お洒落はするな身だしなみは気をつけろ、女遊びは絶対にするな」などなど。僕が離婚したときは、「惚れた女一人幸せにできなかったことを一生忘れるな」とすごい剣幕でしかられた。
ほんの数週間前、医師から聞かされた病名と余命を母に伝えたときも、「わかった」と静かに答えたと思ったら兄弟3人をベッドの横に呼びつけて、「そこに座りなさい。親戚へは○○と○○へ連絡。保険や通帳はどこどこ。7日も喪に服さず、すぐにそれぞれが果たすべき責任と生活に戻りなさい」とガミガミ言いながらその場でチェックリストを作らされたんだ。まいっちゃうよ。

そんな母と、握手をした。生気なく冷たくなった手と握手をしてきた。いつものように、「じゃ、また」と。あまりに急だった。突然だった。

けど、そう、「じゃ、また」なだけなのだ。あと数十年でまた家族が揃うときが来る。そのときまでの握手だったのだ。ただそれだけのことさ。

Sunday, October 18, 2009

95兆円に文句を言うな

わかってたじゃないか、民主党の政策を実行するには財源がないことくらい。票欲しさにリップサービスでばらまき系政策を言ってただけってことくらい、わかってたじゃないか。

わかった上で投票したんだろ、民主党に。

だったら、文句を言わずに受け入れろ。文句があるなら自分を責めろ。「民主を支持したんじゃない、消去法だったんだ」は言い訳にもならないぞ。



と、言いたいわけですよ。
この国は政治がおかしいんじゃない。有権者が何も判断していないんだ。


炊きたての白米がうまい。明太子がうまい。腹が減った時に食べたいものが食べられるだけ、まだこの国は幸せだ。

Saturday, August 29, 2009

今に始まったことではない

なんだか選挙のたびに「55年体制の崩壊」聞いてる気がする。
過去だって土井たか子の時の「マドンナブーム」とか、90年代の金丸・竹下のゼネコン献金の反動で村山社会党党首が首相になったりしてたわけじゃん。
で、そのあとも自民はずーっと単独過半数をとれずに連立なわけでしょ?

なのに、なんでどのニュースも「政権交代」とか騒いでいるんだろ。まるで今回が初めてかのように。「100年に一度の経済危機」とか「エコ」とかと一緒で見出しにしやすいんだろうな、実態はどうあれ。

ま、定期的に自民党に「おしかり」の意味で過半数割れや与野党交代がおきて、しばらくすると、「期待したけど、結局自民党と同じじゃないか。ま、しょせん政治なんてそんなものだよね」といった論調やコメントが溢れること請け合い。
仮に民主が与党になっても、来年度予算を決めるときに「財源は国債か、年金はどうした、道路予算も防衛予算もこのままか、何も変わってない」との世論になるはず。
で、短期政権でおわって自民党が返り咲き。この流れがミエミエ。

Thursday, August 06, 2009

謎のチップが埋めこまれている...

のかもしれない、と思った... 先週、空港でセキュリティチェックを受けたときのこと。ベルトも眼鏡も外して、とうぜん小銭入れも携帯もポケットから出して、万全の体制でゲートをくぐるも、「ピンポーン」。 ん? 係員は、「おまえもか、ったく」ってかんじで、「coins, phone」とか上目でのたまうわけ。「Nothing in my pocket」って言うといやいや手に持っていた金属探知機で僕を上から下まで調べるんだな。すると、また「ビー」っと鳴る。 すると、透明で縦型の円筒形のブースを指され、「そこに入れ」といか言うわけ。で、僕がそこに立つと、エアーがプシュっと射出されて(髪の毛に何か仕込んでいないかの確認らしい)、そのあと壁に設置されたセンサーが上下左右にウイーンと動いて全身スキャン。そこでも「ビビー」。 さすがに係員が「excuse me」と言って僕の体をポンポンと叩いて実際に確かめる。ポケットが空なことをたしかめると、もう一度ハンディ金属探知機の登場。どうやら僕の左腕のあたりで探知機が「ビー」。 係員は「ま、いっか」ってかんじで通してくれたんだけど、僕の左腕、なにがあるんだろ。気になる。

Tuesday, April 28, 2009

豚インフルエンザ、過剰反応というか大騒ぎというか

新型のインフルエンザ、豚インフルエンザのニュースがやかましい。テレビでは朝から「警戒レベルがフェーズ4に引き上げられました」だのなんだのと。
人から人への感染経路が認められたので警戒レベルが変わっただけなのに、まるで「インフルエンザに感染したときの症状が深刻」みたいな報道になってるし。 実際、豚インフルエンザは冬期に流行するインフルエンザに比べて毒性は低いらしい。

ためしに、メキシコとロスのオフィスにメールで「どうなの?」って聞いてみたら、こんな返事だった。
Please don’t be afraid by what you see in the news, as you know media normally exaggerates things.
This virus is completely treatable, even if it is relatively new, and with a high level of awareness, like the one we have now in Mexico, there should not be any threat to our health.

ま、現実はこんなもの

政治家にとっては(選挙も近そうだし)、危機管理が適切だったとか言ってアピールしやすいし、事態が収束するまで定例記者会見を開きますって言えば露出が増えるわけだし、支持率がボトムの自民党にしてみりゃ、「鴨がネギ背負って」どころか「豚がキムチ持って」ってところか。

Thursday, March 19, 2009

それぞれのハンバーガー

高校生でありながらプロゴルファーとなり、華々しい活躍をしている石川遼君。二度目の米国ツアーに参戦とのこと。頼もしい。
前回の米国ツアーは予選落ちとのことだったけれで、この年齢での参戦はたいしたものだと思う。

現地メディアとのインタビューにも英語で受け答えし、持ち前の明るい表情もあいまって好感が持てる。そのインタビューで、さらに親しみやすさをアピールしたかったのか、「前回にきてから今回のツアーに参加するまでの間、アメリカのハンバーガーがこいしかった」と言っていたけれど.....

きっとね、アメリカ人からすると、「ハンバーが恋しいって、アメリカの食べ物はハンバーガーだけじゃないぞ。マクドナルドのことか?」と受取られたと思う。石川君は、「日本のハンバーガーはアメリカのに比べると、小さいし、お肉もうすっぺらで、つけ合わせなんてないんだ。アメリカのダイナーででてくるハンバーガーは、食べ応えがあって、マッシュポテトも山盛りで、そこにグレービーソースなんてかけてもらったらそりゃもうハッピーさ」ってなことを言いたかったんでしょ?

人間、無意識のうちになにごとも「比較」しちゃっているんだろうな。なにとなにを比べて、恋しい、おいしい、良い、悪いを表現しないと、言いたいことって相手に伝わらないのかな。

Sunday, January 04, 2009

セルフぐぐり

自分の名前をgoogleで検索してみると、意外とおもしろい。
さっきやってみたら、TokyoLomoHeadzとかSuperHeadzの頃のサイトもひっかかって、思わず懐かしく見てしまった。

当時知り合ったメンバーはみな刺激的で、ユーモラスだった。僕の人生の幅を広げて思いっきり深めてくれた。
あのころの「僕達みんな」のボスであり兄貴であり親父であった大森秀樹という男は、とかく象徴的な人間であって、ノラリクラリとしつつも実にまっすぐなビジョンとモチベーションを持った男だ。

1998年から2000年までの濃密な時間を思い出した。もう10年になるのか。
早いものだねぇ、lomo関係のみんな。

Friday, January 02, 2009

一番好きなCM

中学生か高校生のころ、このCMがすごく好きだった。
自動車で国境を越えるときにお互いにパッシングしあうだけのシーンなのだが、それがやけに格好良い。
このCMを見て、VWのゴルフ2とルノー・サンクに惚れた。何年もあとに90年式の中古のサンクを手に入れて、2007年まで大切にのった。

ショートバージョン
場面違いのロングバージョン

「自動車はヨーロピアン・コンパクト、しかもホットハッチに限る」という価値観を持つようになったのもこのCMがきっかけだ。

YouTubeに感謝。

一生懸命、一秒 (一秒の言葉)

SEIKOのCM。
1985年に制作されたCMのリメイク版が2008年に放送された。
こういったオピニオンCMは好きだ。

1980年代後半や90年代前半は、大晦日の「ゆく年くる年」でその時にだけ放送するスポットCMが多かった。企業もそれなりに力を入れて制作していたので見応えがある作品が多かった。
このCMもその一つ。

このご時世に合ったメッセージだし、当時のままのナレーションでリメイクした判断もすごいと思う。普通ならキープ・コンセプトで新しくしたがるところだ。
コンテンツが持つメッセージがしっかりしていれば、単なる一時的なレトロではなく(オリジナルを知る人にはなつかしく、そうでない人には新鮮に的なお決まりの....)、しっかり通用するのだなとおもった。

2008年リメイク版
1985年オリジナル版