Sunday, March 09, 2008

高橋尚子さんの会見を見て

過去数年の不調の中、北京オリンピック代表をかけた重要なレースに臨んだわけだが、27位との結果に終わった。
2005年12月のエントリーでも同じようなことを書いたんだけど、マラソンの高橋尚子さんの会見をみていてまた同じような気持ちになった。

勝っても負けても、スポーツ新聞の見出しになるような、自分が主役になれるような発言に聞こえてしまうんだよなぁ。レース前、昨日の会見では
「あきらめなければ夢は叶うと伝えたい」
「その日のできる限りを尽くして...」
とかね、スポーツ選手なんだか、宗教家なんだかわからない発言が目立ったし、今日のレース後の会見では
「応援していただいて、マラソンをやっていてすごく良かった」
「実は去年の8月に半月板を手術していて」
とか記者にとっては記事にしやすいコメントが飛び出す。

このあたり、スケートのミキティも同じなんだよね。試合前は「スケートを楽しみたい」とか「とにかく全力で」とか言うことが多いし、終わってからは「ケガが完治していなくて」、「この国のリンクは日本より硬くて、ジャンプのたびに膝が...」とかとか。

なんとなく、後味が悪い。