Saturday, April 07, 2007

「えん」が抜ける

僕が子供の頃、末のお盆のころは決まって長野の親戚の家に遊びに行った。農家の親戚で、当時住んでいた渋谷の家とは比べものにならないほど広い家だった。
玄関先に井戸があって、井戸水でスイカや野菜、ビールやジュースが冷やされている風景は今でも覚えている。当時の炭酸飲料は、1リットルサイズの、太口のガラス瓶に入っていたものだ。

開けてから時間が経つから、えんが抜けちゃったよ。良く聞いた言葉だ。炭酸が抜けていく様子を「えんが抜ける」と言っていた。これは方言なのか、当時は普通に使われていたのかはわからないが、久しぶりにコーラを飲んだら、ふと思い出した。