Thursday, July 26, 2001

健全だと思う

JASDAQにマクドナルドが上々。JASDAQでの資産総額がヤフーを抜いて
1位という知らせになぜか安心する。あんなと言っては失礼かも知れない
けど、ヤフーのような会社が株式市場で幅を利かせている状況は個人的
に嫌いだった。

ハンバーガーや牛丼の値下げ攻勢の功罪が問われているけど、良いこと
なんじゃないの?僕は歓迎している。
もはや庶民の味となったマクドナルドや、一度は倒産したけど、負債も
全額返済して一部上場を果たした吉野屋にしろ、そういう会社が元気な
ことは良いことだ。

Saturday, July 21, 2001

お帰り、80年代

久しぶりの更新。ほんとにごぶさたでした。

さて、最近気になることといえば、80年代の完全な復活。ファッション、音楽、
新製品、CM...なんとも懐かしい。

そもそも、流行ってのはだいたい20年周期になってます。きっとその一番の理
由は、プランナーやクリエイターの世代交代だと思う。30歳前半になると、よ
うやく「君もそろそろ」って感じで表舞台に出始めるのが世の常。そうすると
「新しいもの」、「ひと味違ったもの」で表現しようとするから、「お、そう
いえば」と自分の若い頃を思い出すわけです。10代中頃から後半ってのは感性
が一番磨かれるし、ダサイかダサクないか、モテるかモテないかが全てだから
否応なくファッションや流行に敏感になってしまう。で、結果としてその頃の
記憶は鮮烈に残る。
最近のCMソングやファッションをみると、「同世代の人間がプランナーになっ
てがんばってるんだな」と思ったりする。
2000'sに80'sがはやり、80'sには60'sがはやってました。

さて、僕は基本的に80年代が好きです。僕は69年うまれだから、まさに10代の
日々を'80sに過ごしました。東京の地価が急騰し始めたり、バブルとか、高度
成長の集大成を見て過ごしたわけです。きっとあのころの風潮は僕の人格に影
響していると思う。
で、あのころってのは、無機的な物と有機的な物が見事に融和していたと思う。
コムサ、muji、コンクリート打ちっ放し、素材むき出しの無機質感があったから
こそファッションや風俗がむせかえるほど有機的だったと思う。僕は日本家屋も
とっても無機質だと思っている。素材が向きだしだから。けど、だからこそ、そ
こに住む人が重要になる。無機に命を吹き込むのが有機の役割。

最近、世の中や建物が無機に回帰しつつあるけど、中に住む人間がちっとも有機
的ではないですよね。薄っぺらで軽薄で重みのない人って多くないですか?
さて、どうしましょ。