久しぶりの更新。ほんとにごぶさたでした。
さて、最近気になることといえば、80年代の完全な復活。ファッション、音楽、
新製品、CM...なんとも懐かしい。
そもそも、流行ってのはだいたい20年周期になってます。きっとその一番の理
由は、プランナーやクリエイターの世代交代だと思う。30歳前半になると、よ
うやく「君もそろそろ」って感じで表舞台に出始めるのが世の常。そうすると
「新しいもの」、「ひと味違ったもの」で表現しようとするから、「お、そう
いえば」と自分の若い頃を思い出すわけです。10代中頃から後半ってのは感性
が一番磨かれるし、ダサイかダサクないか、モテるかモテないかが全てだから
否応なくファッションや流行に敏感になってしまう。で、結果としてその頃の
記憶は鮮烈に残る。
最近のCMソングやファッションをみると、「同世代の人間がプランナーになっ
てがんばってるんだな」と思ったりする。
2000'sに80'sがはやり、80'sには60'sがはやってました。
さて、僕は基本的に80年代が好きです。僕は69年うまれだから、まさに10代の
日々を'80sに過ごしました。東京の地価が急騰し始めたり、バブルとか、高度
成長の集大成を見て過ごしたわけです。きっとあのころの風潮は僕の人格に影
響していると思う。
で、あのころってのは、無機的な物と有機的な物が見事に融和していたと思う。
コムサ、muji、コンクリート打ちっ放し、素材むき出しの無機質感があったから
こそファッションや風俗がむせかえるほど有機的だったと思う。僕は日本家屋も
とっても無機質だと思っている。素材が向きだしだから。けど、だからこそ、そ
こに住む人が重要になる。無機に命を吹き込むのが有機の役割。
最近、世の中や建物が無機に回帰しつつあるけど、中に住む人間がちっとも有機
的ではないですよね。薄っぺらで軽薄で重みのない人って多くないですか?
さて、どうしましょ。
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