Tuesday, January 30, 2001

質と量

このページもそうなんだけど、ネットでの日本語ってのは、口語体もしくはすごく
サラッとしたというか、組み立ての甘い文体になりがちだと思う。しかも往々にし
てくだらない内容だったりする。書くときの意気込みというか姿勢に影響してるん
じゃないかと思うのだが。

ちゃんとした文章を書くときでも、ワープロを使っていると、ソファーに座りなが
らとか、布団でゴロゴロしながらなんてことがある。机に向かって、紙にペンで文
章を書くときは、丁寧な字で書こうとつとめるし、修正の手間はかかるし、自然と
緊張するものだ。思わず背筋まで伸ばしたくなる気持ちになる。

パソコンの普及で、会社でも自宅でも、やたらと文章の読み書きの量が増えた。活
字離れを危惧する向きもあるけれど、メールやwebの増加は、明らかに活字(画面上
ではあるが)に接する機会が増えた。

量が増えれば質が下がるってのは、普遍の事実なんだな。

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