Sunday, January 21, 2001

消費ということ

  最近、インターネットの検索にはgoogleを愛用している。www.google.com。yahoo
みたいに、株価情報だとかオークションだとかのくだらないサービスはなく、
検索に特化している。で、その検索パワーがものすごい。infoseekも好きだけど、
もっとすごい。

このサイトの検索精度だとか、約4000台のlinuxサーバーが分散
稼働だの、5TBのディスク、検索結果がキャッシュされている、スタンフォード
の大学生院生が開発...なんてことよりも、(もっともこれら自体はすごいこと
なんだけど)やっとパソコンをはじめとした情報技術の分野に「選択、比較」
の感覚が芽生えたことが新鮮に感じられる。

パソコン1台買うにしたって、多くの人は店員の言いなりだったり、友達の助言
や雑誌の提灯記事を鵜呑みにしていた。そもそも「自分で比較する」ってことが
情報技術製品には失われていた。車や家電ではそんなことないのにね。
やっと情報技術産業が成熟期に入って消費者が賢くなり始めたということかな。
パソコン買ったばかりの人が「yahooでオークション、googleでサーチ」なんて
「使い分け」を口に出すようになったことが、当たり前のことなんだけど、
うれしく思える。

人間が持つ「金と時間」という2大コストを払うわけだから、消費者はもっと
賢くならなきゃ。

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