「ライブドアって、無料インターネットプロバイダーでしょ」。これを知っている人はもはや少数派だろうか。
インターネットサービスプロバイダのライブドア社は、接続するとパソコンの画面上に広告が表示されたり、同社のwebサイトに広告を掲載するなど、今では一般的になったwebサイトの広告収入モデルを真っ先に取り入れた会社だった。なので、電話代以外に料金がかからない無料のISPとして加入者を伸ばした。
この会社の創設者は、当時僕が在籍していたAndersen Consulting(現accenture)アソシエート・パートナー(本部長クラスか?)だった伊藤さん達が始めた会社だ。Yosuke Ito the 3rd。伊藤ヨウスケ三世という名の人だった。
好調なスタートだったが、ADSLの登場などネットアクセス環境が変化し、2002年には事業が縮小した。ISP事業からwebサイトの構築やアクセスログ解析に事業を伸ばした。
そして、オン・ザ・エッジ社に買収されてしまった。
買収したはずのオン・ザ・エッジ社は、その名を捨ててライブドアを名乗った。今も名乗っている。
昨今ニュースを賑わすライブドア社。その名前が連呼されるたびに、ライブドアの創業メンバー(堀江氏を代表とするオン・ザ・エッジのメンバーではなく、本来のライブドア創業者)はどんな思いでいるだろうか。
面識があり世話になった人が立ち上げた会社なだけに、気がかりだ。
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