Friday, February 18, 2005

僕ならどうするだろう

寝屋川でおきた小学校教諭刺殺事件。いままでも学校における犯罪や凶暴な事件がなかったわけではないけど、各地の小学校がこぞって対応策を考え始めている。
集団登校の徹底、警備員の設置、学校周辺を犬の散歩コースにする、児童にGPS発信機を持たせる....。
どれも打ち手としては首を傾げてしまうが、現場の教育関係者にとっては大変な問題のはず。僕だったらどうするだろう.....

 
 
事件がおきたからその事件がもう一度おきたときにどう対応するか、この考え方によれば、警備の強化、進入感知センサーの設置、等がすぐに思いつく。警備会社、あるいはSECOMに代表されるセキュリティ会社はこぞって営業に力を入れると想像できる。
ただ、このアプローチは小手先の打ち手にしかつながらないと思う。

なぜ今回のような事件がおきたのか。その原因を考えると、自ずと解決策が見えるんじゃないかと思う。
部外者が進入したから。なんで進入できたのか。校門があいていた、卒業生とのことで心理的に安心感があった。これが原因なら、部外者の侵入を拒絶することが解決策になる。けれど、これでは、去年に起きたネバちゃんによる事件には対処できない。校内にいる関係者、しかも児童が児童をカッターで刺殺した事件、この原因を考えてみる。
殺意をもった児童が校内にいる。なぜ校内にいたのか。当然、児童だから。なぜ殺意を持ったのか。ネットの書き込みで気分を害した。なぜそんなことで気分を害すのか。性格や育った環境では。似た性格や環境の児童はみなそうなのか。.....。

うーん、行き詰る。なにも見えてこない。

僕が寝屋川の校長先生だったらどうするだろう。

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