Wednesday, May 17, 2006

SOYJOYのCM

みのもんたが大豆の良さをアピールし、「ビズブレイク」といったコピーで商品を位置づけようとするあのCM。
商品はそれなりに良さそうですが.....

「みのもんたって時点でダメ。」

そう思ってる人、多いですよね?
消費者の目で見るとそうかもしれない。では制作側はどういう視点で、どういう意図で 、誰をターゲットとしてこのCMを作ったのか。

この商品、僕の年代、30代の男性にも女性にも人気がある。店頭で買い求めている姿を見かけるし、実際に食べている姿を見かけることもしばしばだ。しかし、彼等はみのもんただから買ったというより、健康によさそう、腹持ちが良い、片手で食べやすいといった製品の機能や特徴が購入の動機と思われる。
むむぅ、なぜ「みの」なのか....

「みの」といえば、40代50代の主婦層に圧倒的に支持されていると言われている。この層の人たちはSOYJOYのような簡易機能系食品を食べるだろうか。おそらくは台所に立ち自分で食事を作るだろうし、出来合いの食品には割高感を感じて敬遠するのではなかろうか。SOYJOYのターゲット顧客となり得ない気がする。まぁ、中には「みのさんの...」と興味本位で商品を手に取る人もいるかもしれない。

ん?ひょっとするとこんな仮説が成り立つのか?

CMキャラクターが誰であれ、この商品を購入する顧客層が存在する。CMキャラクターの起用で需要を喚起できそうな顧客層も存在する。そうであれば、潜在顧客を刺激するキャラクターの起用が得策だと。

製品自体に特徴があり明確な差別化が図られていて、一度でもトライアル(試食)させれば高い確率で継続購買につながるという自信がある場合には、一見嫌悪感を感じる売り方も成功することがあるということか。

黙っていても買ってくれる顧客層、背中を押せば買ってくれる顧客層、一度試せばクセになる商品特性、この3つが存在する場面に応用が効く訴求方法かもしれない。

No comments: