Thursday, March 10, 2005

逆にな、

物事を逆に、反対の視点で考えると、思いもよらなかった発見とかアイデアが浮かんでくるのは周知の事実。最近流行の思考方法を鍛える本にも当たり前のように紹介されている。
逆に考えるということに僕が感心したのは、あるクイズ番組のオープニングトークだった.....


 
 「世界丸ごとハウマッチ」。僕が中学生のころに番組だ。世界中の品物やサービスを、現地通貨の金額で回答していく。ぴったりと合えばホールインワン賞、近ければニアピン賞ってなかんじの番組だ。ゲスト回答者に当時の土井たか子書記長が出演したときに、ホールインワン賞を取ったのだが、それは明らかにヤラセだろう。

それはさておき、この番組のオープニングトークで、逆の視点での小噺が披露されていた。印象に残っているのは3つ。
1つ目は有名なネタで、欧米のビジネスマンが南国に旅行に行って、現地の人に「早く成功してリタイアして、こんな風に毎日海を見て暮らしたい」とつぶやいたところ、現地の人が、「俺は毎日やってるぜ」と答えたっていうもの。
2つ目は、モスクワの油田調査員がシベリア奥地に探索に出かけたところ、氷原の中でに集落を見つけた。数戸の集落ではあるが、何かしらの手立てで生計を立てている。その調査員が「僕はここから4000キロ離れたモスクワから来た。君たちは一体ここで何をしているんだ?」と聞くと、返ってきた返事が「4000キロ?そんな田舎からよく来たなぁ」。
3つ目もロシアネタ。旧ソビエトの高官が西側諸国を視察し、ある国のスーパーに入った。棚一杯にならべられた品物を見て、「西側の国は、食べ物すら買えない人が多いのか、こんなに余ってしまって。我が祖国では品切れが当たり前だ。」

このトーク、司会が大橋巨泉で無ければもっとよかったのに.....

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