Monday, November 22, 2004

電車男、ふたたび

10/12のエントリーで電車男について書いたけど、また電車男ネタで。

今朝、通勤途中の山手線で気付かずにパスネットを落としてしまった。ツンツンと腕をつつかれて振り返ると、そこには女性(エルメスちゃんではなさそうだ)が一人.....

 
僕が振り返ると、「落とされましたよ」と小声で一言。ちょうど前の座席に座っていた男性の足元に落ち拾いにくかったのだけど、それに気付いたその男性も足をどけてくれて、無事に買ったばかりの5000円分のパスネットを拾い上げました。
女性と男性に会釈で御礼を伝え、恵比寿駅で降車。

これだけのことなんだけど、僕の頭によぎったのは「通勤電車の雰囲気がいつもこうならいいのに」ということだった。
東京に限らず大都市の通勤ラッシュ時の電車は、人をかきわけて、押しあって乗り降りしているでしょ。混んでいるのは仕方ないけど、中にはここぞとばかりに押してくる人もいる。数年前、僕が住む東京では電車内で押した、足を踏んだ、目が合ったなんて理由での暴行事件が頻発していた。殴打や転倒による頭蓋骨折での死者、傘による失明となんとも陰惨な事件があいついだ。電車の中が妙にピリピリした雰囲気だったことを覚えている。

日本の電車が、今朝の山手線のように和やかになればよいと思う。これに反対する人はいないはず。電車男を読んだ人が、電車の中が人とのコミュニケーションの場にもなりえることを改めて認識して、社内マナー改善のきっかけになれば思いがけない副次的効果だなぁ。曲解して「仕込みつきの社内ナンパ」が流行ったらイヤだけど。

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