Monday, October 27, 2003

気になるCM

ちょっと前まで放送されていた英会話スクールのCM、妙にひっかかる内容だったので記憶している。最近は放送されなくなっているけど、すっかり記憶に残ってしまった。どこの英会話スクールだったかは忘れたけど。

内容はこうだ。会社帰りに同僚と思われる男女が小走りで英会話学校に向かっている。時間ギリギリに授業に駆け込み、その様子をみた先生が、「Are you good friends?」と質問すると、男性は「Yes」と満面の笑みで答え、女性が「No, we never even walk together.」と答える。ま、これだけのCM。制作者としては、男性の答えと女性の答えにギャップがあるドタバタ感をオチとしたのであろう。

で、何がひっかかるかというと、この女性の返事。友達同士なのかという問いに対して、「まさか、一緒に歩いたことすらないんです」との答え、普通こんな返事するか?日本語でしゃべっている時には絶対こんな返事しないでしょ。「会社の同僚です」とか「まぁ、そうですね」ぐらいの返事が自然だと思う。英会話学校というのは、やたらと大袈裟な表現や仕草を教えるのが目的としか思えないな、あのCMを思い出すと。そう考えると、やたらと「ンフ、アハァ」なんてわけのわからん相づちや、やたらと「you know」を連発する人って多いかも。英会話学校で英会話を勉強したいのか、あるいは外人になりたいのか。何を教えているんだろう、英会話学校。気になる。

ひとつ思い出した、中学校の時の英語の教科書での文例。「Is this an apple? No, it is a banana」。文法的には全く正しい文章だし、疑問文とその答え方を学ばせたい意図も分かる。けどな、誰もリンゴとバナナは間違えないよ。この文章、暗記したところで一生使うことはあるまい。

No comments: