Thursday, October 30, 2003

ドランカー

帰りの電車でほろ酔いの人やグループと乗り合わせることはままある。給料日後や週末、異動がありやすい期末とか、冬には忘年会が増えるし。

酔っぱらいの人は、どうも自分が一番正しい、自分が主役と思って話す傾向にあると思う。一言でいえば自分の武勇伝、言ってみればただの俺自慢なわけだが、常に主語は「俺が」、「私が」だ。同じ席で飲んでいるぶんには、皆それ相応に酔っているので軽めのジャブで否定したり、そうだそうだと同調したり、さらなる俺自慢をかぶせてその場は盛り上がる。これはこれで楽しい。

このノリを電車の中に持ち込まれると、シラフの身にはちとつらい。酒臭かったりたばこ臭いのも多少は仕方がない。酔っぱらいの話題は酔っぱらい同士でしかわかりあえないし、面白くもない。酔っぱらい同士の話題を小耳に挟まざるを得ない立場にもなってくれ、と言いたい。聞き流せればいいのだが、そうもいかない。なにしろ、酔っぱらいは声がでかい。存在を無視しようにも、動きがハデで大袈裟だ。

酒に酔っているなら、時間が経てばシラフに戻る。けど、自分に酔っている人ってのは一生酔い続けるんだろうな。タチが悪いったらありゃしない。

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