最近、北朝鮮の核疑惑のニュースとか、航空会社の倒産や合併とか、
コンサルティング会社の消滅や合併とか、どうも他人事とは思えな
い出来事が多い。いかに多くの可能性のうちのたった一つが実現し
ていることか、身にしみる。
というのも、22歳の頃、学部の4年生で就職活動をしていた頃、ある
航空会社から整備士としての内定をもらっていた。学部では機械工学
と品質管理を専攻していた。世が世なら今頃はジャンボジェットの整
備をやっていたかもしれない。
けど、その年の夏に思いつきに近い感覚で大学院を受けたら合格して、
その道は自ら捨ててしまった。しかも大学院での専攻は原子核物理、
わかりやすくいえば原子力を選んだ。選んだ理由は長いので省略する
けど、そのまま原子核物理の方面の仕事を選んでいたら、IAEAあたり
で核査察官をやっていたかもしれない。実際、原子力関連の国際機関
に興味はあったから。
ところが、である。何を血迷ったか社会人としてのスタートを経営コ
ンサルティングなどという得体の知れない胡散臭い業界で切ることに
なった。5年間つとめた後、休職してまた大学に通い直したけれど、
休職していた2000年から2002年はまさにあの業界の再編期だった。良
くも悪くも、その荒波に無関係にすごしていた。
いやはや、どの道を選んでもそれなりに波乱に満ちたものだったよう
だ、今になって考えてみると。実際に起きている現実がどうかという
と、ノラリクラリと順調なのかノンポリなのかわからない道を歩いて
いる。
大人になったら何をやろう。自分の好き勝手で舵を切れるのはもうそ
ろそろ終わりかもしれないしなぁ。
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