Sunday, October 05, 2008

75兆円程度で足りるはずがない

アメリカ政府は、サブプライムに端を発する金融危機、リーマン・ブラザーズの破綻やAIGへの税金注入などの事態を収束させるべく、75兆円相当の金額を税金で賄う法案を通してしまったけど、たった75兆円で足りるはずがない。

1995年、日本は住専に6500億円の公的資金を投じた。「6500億円は日本の不良資産の全額です」というのが当時の国の発表だった。
その後、りそなに2兆円、みずほに2.95兆円、UFJに1.5兆円と、都市銀行にも注入され、総額が13兆円であったことが報道された。
ところが、2007年末、あるテレビ番組で日銀の前総裁の福井さんが「日本の不良債権処理には300兆円かかったんです」と発言。要職を離れ、気がゆるんでしまったのだろう。

日本の経済規模で300兆円必要だったわけだ。アメリカの経済規模、基軸通貨としてのドルの影響力を考えると、日本の不良債権処理の金額でも足りるはずがない。

いったいどうなる。

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