Sunday, May 30, 2004

これはいかがなものかと...

デイ・アフター・トゥモロー、先行レイトショーで観てきました。1200円也。
NHKスペシャルでも全球凍結として紹介されていたテーマなので、科学的には正しいのだけれど...
ネタバレも含みます。楽しみにしている人は読まないでください。

 
 
近年まれに見る駄作だったなぁ。たしかに映像は良くできてる。役者の演技も悪くはない。映像が圧巻とはいえ、マンハッタンに津波が押し寄せるシーンはすでに「ディープ・インパクト」が使ったし、竜巻が大都市を破壊するシーンは「ツイスター」っぽい。コンテンツがデジタル化されて、再利用やパクリが容易になったのかも。

ただ、いかんせんメッセージが薄すぎる。せっかく実際に起こりえる事象を捉えているんだから、それをもっと徹底的に描写しても良かったんじゃないかなぁ。
なんでいきなり南北問題にこじつけるのか、唐突すぎる。最後の「なんて澄み切った大気なんだ」のセリフもなぁ。

この作品、「インディペンデンス・デイ」の監督やスタッフが担当しているのでどうしてもストーリー、配役、オチが似てしまうのだろうけど、「程があ」るってかんじでした。

期待して観た僕がバカだった。

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