Friday, December 16, 2005

久しぶりに島田雅彦

を読んでいる。
あいかわらず島田ワールド全開。おもしろい。通勤電車の中で読んでいたら、一駅乗り過ごした。

島田雅彦と村上春樹に芥川賞を出さなかった文壇を批判したのは浅田彰だったかな。まぁ、ニューアカ筆頭のアサァダ君としては、旧体制にイチャモンつけなきゃならないんで、言いたい気持ちはわかる。その発言を受け手かどうかはわからないけど、ここ数年の芥川賞受賞基準が、低年齢とか意外性に偏っているような気が。
つまらなかったなぁ、「女たちのジハード」と「号泣する準備はできていた」。

Sunday, December 11, 2005

ジェイコム その2

みずほ曰く「入力後、入力ミスに気がついたが、東京証券取引所のシステムが入力後の数値を変更できないという”不具合”があったために修正できなかった。回避できなかった。」

東証曰く「開発元の富士通と協議の上、対策を講じる」


入力後の数値を変えられるとしたら、それはそれで問題なんじゃないのかなぁ。それって、業界筋の言葉を使えば、不具合じゃなくユーザー要件定義を反映した仕様だったんじゃないの?
ってか、本当にその理由ならすぐにそう言えばいいじゃないか。こんな何日もたってからじゃなく。数日の間に必死で言い逃れを探したんだろうな、きっと。
人的ミス(操作ミス、指示ミス、連絡ミス、確認ミス)をコンピューターのせいにできれば楽だもんな。だって、コンピューターは文句言わないもん。で、さらに開発元(富士通)に責任転嫁できちゃうから、こんなに都合の良い言い訳はない。
そうですとも、人間様は悪くないんです。コンピューターやソフトが悪いんですよね、世の中。

建築物の構造計算の問題、この誤発注の問題、なすり合い体質が同じに見えるのは気のせいか?

Friday, December 09, 2005

ジェイコム

ってどんな会社なんだろうと思って調べてみた。
http://biz.yahoo.co.jp/ipo/html/d2462.html
光通信と似たような事業だ。光通信が破綻したときに「ピカチューショック」などと揶揄されたのに、このような事業に投資するベンチャーキャピタルやファンドが後を絶たないことの方が不可解。
結局、事業内容や理念ではなく、株価が高けりゃ良い会社ってことなんだな、市場の判断は。

さて、そんな当たり前のことはおいておいて....


今回の誤発注、別に珍しいことではなく、オンラインでの受発注になってから頻発している。最近の誤発注で話題になったものといえば、2002年のUBSによる電通株の誤発注だ。電通の株価は公開時60万円程度の読みだったのに、誤発注のせいで40万円程度であったと記憶している。その補填として、UBSが電通と共同通信社に「それなりの額」を支払った事実は公然の秘密となった。

なぜ誤発注がおきるのか。答えは簡単。コンピューターを使うことが、格下の仕事とみなされるから。
どういうことか。

例えば、書面の取り交わしであれば、責任者のサイン、捺印と仰々しい手順の後、相手方の責任者と握手を交わすというなんとも儀式めいた晴れ舞台となる。
ところがコンピューターでの入力となると(たとえそれが今回のように初値での注文であっても)、「コンピューターで打ち込むんだろ。そんな仕事は外注かおねーちゃんにやらせとけよ。」となるものだ。残念ながら、世の中そういうものなのだ。
やっていること(初取引に初値をつける)ではなく、手段(コンピューターでの入力)で仕事と責任の重さを量っていることが原因だ。

Sunday, December 04, 2005

生オケ

夜中にテレビで「宇宙戦艦ヤマト」をやっているのでダラダラとみている。
古代君とか森雪とかなつかしいなぁ。

で、ふと気がついた。映画で使われている曲が全て生音でオーケストラでの演奏のようだ。この映画は僕が小学校の低学年の頃の公開だったと思う。そのころのテレビ場組を思い出すと、オーケストラの姿を目にすることが多かった。特に歌番組では丁寧に指揮者までついていたものだ。全員集合しかり、夜のヒットスタジオしかり、家族対抗歌合戦とかとか....。

小学校の高学年から中学生になるころ、「シンセ」の音一色になった。まだまだ機材が高価だったせいか、YMOだとかハワード・ジョーンズとかによる専門的な使われ方が多かった。僕が高校生になる頃は機材もコモディティに近くなってきて、あらゆるバンドでシンセを見かけるようになった。MIDIの登場も大きいんだろうな。当時の曲を聴くと、DX-7やJUPITER、CZシリーズのプリセット音をそのまま使っているものが多い。
何段にも重ねたキーボードセットに見覚えがあるでしょう。

深夜にヤマトを見ながら、そんなことを思い出した。

Friday, December 02, 2005

やっぱり広告なのか?

TBSとフジが電通株追加取得
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/416925

金余りのネット系企業からの業務提携を迫られた2社が手を結びたい相手は広告屋なのか。
結局、ギョーカイの方が居心地がいいんだね。


マイクロソフト、「Windows Live Mail」のベータ版を公開
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20091982,00.htm?tag=nl

マイクロソフトはOSやアプリケーションをパッケージ販売からサービス提供に切り替えていくわけだが(LiveMailはその最初のリリース)、その原資は
”GoogleやYahooといった大手ウェブ企業に対抗することを強く意識するMicrosoftは、こういったサービスの費用を広告収入でまかなおうとしている。”
とのこと。MSは広告屋になりたいのか?当然、広告代理店も今以上にネットでの広告枠買い付けに躍起になっていくはず。


やっぱり、ギョーカイだよねギョーカイ。

Thursday, November 24, 2005

大停電の夜にという邦画

話題になっていますね。クリスマス・イブに東京の街から光が消えるってのがうたい文句なのですが、この題名を聞いて、小説停電の夜にのパクリじゃねーの?と思ったのは僕だけでしょうか。

世界の中心で愛を叫ぶ(セカチュー)が、類似の題名の小説「世界の中心で愛を叫んだ者」(ハーラン・エリソン著)を参考にしたのかどうかはわからないけれど明らかに似ている。ちなみにこの小説、エヴァンゲリオンでも「世界の中心でアイを叫んだもの」としてタイトルに使われてます。

参考にした、インスパイアされた等々、なんとも便利な世の中になったものだ。物事が簡単に参考にされて増幅していく。

Thursday, October 27, 2005

能あるんだから爪は隠してよ

--「どうして株を買っちゃいけないのか」

それを言っちゃおしまいだよ。三木谷さん。ライブドアと格の違いを見せ付けての決着に落とせなかったら、たとえTBSと手を組んだとしても意味無いのに。

2002年の1月から5月、僕はMBAでのインターンというかバイトで楽天の社長室にいた。モールでの売り上げが安定成長に移行したと見込み、中期的事業拡大を検討する最中だったので、それは楽しい日々だった。
金融業への進出、ネット証券の買収、広告代理店の買収、今回のメディア強化は全て当時から検討されていたので、それらが着々と実行されている姿は「実行力」として僕の目に映った。

けど、ここにきて三木谷さん、妙に前のめりというか、「国立大学体育会系、銀行出身の若手社会人」といった言動が目立つ。なにをそんなにあせっているのか。
妙に紳士ぶった態度や、経営手腕をひけらかす態度も気になる。爪は隠そうよ。俺自慢はかっこ悪いよ、サル山の大将みたいでさ。

三木谷さんが奥様が経営する広尾のレストラン「HARU」に僕と一橋MBAの学長を招待してくれたことがある。「星君のポジションを確保した。ぜひ卒業後は楽天に迎えたい」との申し出があった。それをあっさりと断った僕は、学長やら他の教授陣からコッテリと絞られた。
その判断を「間違った」と思ったことは何度かあったが、今回の楽天の動きを見る限りは.....

何事も登るには時間と体力と忍耐が必要だけど、落ち始めたら早い。で、一度落ちたらなかなかもとの高さまでは登れないよ。
どうなるかな、楽天。すこし不安。楽天の将来が不安というだけでなく、ここで楽天が失速したらネット企業=ソフトバンクやライブドア、つまり「成功してるネット系企業の起業家ってホリエモンや孫さん」だねっていう論調になるのが不安。